昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/22 金)
ECB利上げ、来週は米追加利上げ 景気後退懸念でドル高一服局面
————-7/21ドル円相場————————
日銀緩和維持で138.875まで上昇もECB利上げ後の米長期金利低下で137.319まで反落。
OP138.235 HI138.875 LO137.319 CL137.320
———-7/21主な出来事—————————
08:50 日本6月貿易統計(通関ベース、季調前) -1兆3838億円
前回-2兆3847億円(-2兆3858億円)
予想-1兆5097億円
12:04 日銀、金融政策の現状維持を決定
「当面は新型コロナの影響を注視、企業等の資金繰り支援と市場の安定維持に努めるとともに必要なら躊躇なく追加緩和」
「政策金利、現在の長短金利水準またはそれを下回る水準で推移を想定」
13:34 ロシア、ノルドストリームのガス供給を午前に再開-ドイツ通信社
15:30 黒田日銀総裁
「最近の急速な円安進行は経済にマイナスで望ましくない」
「金利引き上げやYCCレンジ拡大のつもりは全くない」
「金利を引き上げたら円安止まるとは到底考えられない」
「円安を止めるためには大幅な利上げが必要であり、経済に大きく影響」
17:26 イタリア大統領府
「ドラギ首相が正式に辞任」
21:15 ECB、預金ファシリティ金利を-0.50%から0.00%へ引き上げ
「政策金利正常化路線の第一歩をより大きく踏み出すことが適切であると判断」
「今後の会合で、金利のさらなる正常化が適切に行われるだろう」
「分断化阻止ツールTPIを導入」
21:30 米新規失業保険申請件数 25.1万件
前回24.4万件
予想24.0万件
21:30 米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 -12.3
前回-3.3
予想0.0
21:45 ラガルドECB総裁
「経済活動は減速している」
「下期以降の見通しは不透明」
「ユーロ安もまたインフレ圧力を高めている」
「インフレに対するリスクは上方向」
「ECBは利上げを加速、最終的な金利水準は変えない」
「TPIの決定は全会一致」
23:23 ホワイトハウス
「バイデン大統領は新型コロナウイルス検査で陽性と判定された」
——–7/21株式・債券・商品————————
日経平均 27803.00△122.74
豪ASX 6794.280△35.071
上海総合 3272.001▼32.723
英FT 7270.51△6.20
独DAX 13246.64▼35.34
NYダウ 32036.90△162.06
日10年債利回り 0.236%▼0.010
豪10年債利回り 3.571%△0.026
英10年債利回り 2.047%▼0.092
独10年債利回り 1.223%▼0.034
米02年債利回り 3.0850%▼0.1422
米10年債利回り 2.8747%▼0.1518
NY原油 96.35▼3.53
NY金 1713.40△13.20
————7/22注目材料—————————
<国内>
08:30 6月全国消費者物価指数
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
08:01 7月英Gfk消費者信頼感指数
15:00 6月英小売売上高
16:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁講演
16:15 7月仏製造業PMI・速報値
16:15 7月仏サービス業PMI・速報値
16:30 7月独製造業PMI・速報値
16:30 7月独サービス業PMI・速報値
17:00 7月ユーロ圏製造業PMI・速報値
17:00 7月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
17:30 7月英製造業PMI・速報値
17:30 7月英サービス業PMI・速報値
21:30 5月カナダ小売売上高
22:45 7月米製造業PMI・速報値
22:45 7月米サービス業PMI・速報値
————7/22きょうのひとこと———————
昨日はECBが50bp利上げを決めてマイナス金利を解消。来週はFOMCが75bpの追加利上げに動くと見られています。にもかかわらず、昨日は欧米の長期金利が低下しました。市場は、欧米が積極利上げを進めれば景気後退は免れないとの見方に傾いているのでしょう。景気不安は結局のところドル需要を強めるため、このままドル安に転じるとは思いませんが、短期的には持ち高調整などでドル高は一服しそうです。
本日もよろしくお願いします。