総研ブログ

15日のドル円相場ときょうのひとこと(7/18 月)

米100bp利上げ観測後退 ドル高圧力緩和も日銀会合に向けて円安圧力くすぶる 

————-7/15ドル円相場————————

139円台は戻り売り優勢。ミシガン大期待インフレ率低下で138.385まで下落。

OP138.932 HI139.126  LO138.385 CL138.554

———-7/15主な出来事—————————

11:00 中国4-6月期GDP(前年同期比) +0.4%
前回+4.8%
予想+1.0%
11:00 中国6月小売売上高(前年比) +3.1%
前回-6.7%
予想0.0%
11:00 中国6月鉱工業生産(前年比) +3.9%
前回+0.7%
予想+4.1%

18:00 ユーロ圏5月貿易収支(季調済) -260億ユーロ
前回-317億ユーロ(-318億ユーロ)
予想-350億ユーロ

21:30 アメリカ6月小売売上高(前月比) +1.0%
前回-0.3%(-0.1%)
予想+0.8%
21:30 アメリカ6月小売売上高(除自動車)(前月比)+1.0%
前回+0.5%(0.6%)
予想+0.6%

21:30 アメリカ7月ニューヨーク連銀製造業景気指数 11.1
前回-1.2
予想-2.0

21:30 アメリカ6月輸入物価指数(前月比) +0.2%
前回+0.6%(0.5%)
予想+0.7%

22:15 アメリカ6月鉱工業生産(前月比) -0.2%
前回+0.2%(0.1%)
予想+0.1%
22:15 アメリカ6月設備稼働率 80.0%
前回79.0%(80.8%)
予想80.6%

22:18 ボスティック米アトランタ連銀総裁
「あまりにも劇的な動きは経済を弱体化させ、不確実性が増す可能性」
「0.75%利上げは大きな動きであり、FRBは移行が秩序あるものになることを望む」

23:00 アメリカ5月企業在庫(前月比) +1.4%
前回+1.2%(1.3%)
予想+1.3%

23:00 アメリカ7月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値 51.1
前回50.0
予想49.9
23:00 アメリカ7月ミシガン大5-10年先期待インフレ率 2.8%
前回3.1%
予想3.0%

——–7/15株式・債券・商品————————

日経平均 26788.47△145.08
豪ASX   6605.570▼45.047
上海総合 3228.061▼53.683
英FT    7159.01△119.20
独DAX   12864.72△345.06
NYダウ  31288.26△658.09

日10年債利回り 0.237%▼0.001
豪10年債利回り 3.408%▼0.004
英10年債利回り 2.091%▼0.010
独10年債利回り 1.133%▼0.045
米02年債利回り 3.1201%▼0.0120
米10年債利回り 2.9152%▼0.0443

NY原油 97.59△1.81
NY金  1703.60▼2.20

————7/18注目材料—————————

<国内>祝日(海の日)
特になし

<海外>
07:45 NZ4-6月期消費者物価指数
18:00 サンダース英MPC委員講演
21:15 カナダ6月住宅着工件数
23:00 米7月NAHB住宅市場指数
29:00 米5月証券投資

————7/18きょうのひとこと———————

15日のドル円は終値ベースで約0.3%下落して3日ぶりの陰線引けとなりました。米6月小売売上高は予想以上に増加したものの、ミシガン大調べの期待インフレ率が低下したことでFRBが7月FOMCで100bp(1.00%)の超大幅利上げに動くとの観測が後退。米金利先物市場の利上げ織り込み度合いを示すFEDウォッチによると、7月FOMCでの100bp利上げ確率は14日の75%から29%に急低下しました。26-27日のFOMCは75bp利上げでほぼ決まりと言ってよさそうで、ドル高圧力はひとまず和らぐのかもしれません。ただ、75bpでも大幅な利上げであることには違いありません。持ち高調整以外の理由でドルが下落に転じる可能性は低そうです。また、今週は20-21日に日銀金融政策決定会合が予定されており、大規模緩和の維持が決まる公算です。円が売られやすい流れは続くと見られ、今週中にドル円が140円を超える可能性も十分にあるのではないでしょうか。

本日もよろしくお願いします。