昨日のドル円相場ときょうのひとこと(7/7 木)
米債利回り上昇も2年・10年逆イールドは拡大 利上げ期待<景気不安の状態続く
————-7/6ドル円相場————————
欧州景気不安のリスクオフで134.954まで下落。ISMで米景気不安が和らぐと反発したものの136.009で上げ渋る。
OP135.798 HI136.009 LO134.954 CL135.911
———-7/6主な出来事—————————
15:00 ドイツ5月製造業新規受注(前月比) +0.1%
前回-2.7%(-1.8%)
予想-0.6%
18:00 ユーロ圏5月小売売上高(前月比) +0.2%
前回-1.3%(-1.4%)
予想+0.4%
23:00 アメリカ6月ISM非製造業景況指数 55.3
前回55.9
予想54.3
27:00 FOMC議事録
「多くの当局者はより高いインフレが定着する可能性が重大なリスクと判断」
「FRBの政策は当面、成長を減速させる可能性があると認識」
「7月に0.50%もしくは0.75%の利上げの可能性が高いと認識」
「労働市場は依然として非常にタイトだが、勢いが鈍化している兆候がいくつかあった」
28:10 (閣僚の辞任要求に対して)ジョンソン英首相、辞任することはない-当局者
——–7/6株式・債券・商品————————
日経平均 26107.65▼315.82
豪ASX 6594.484▼34.850
上海総合 3355.350▼48.675
英FT 7107.77△82.30
独DAX 12594.52△193.32
NYダウ 31037.68△69.86
日10年債利回り 0.247%△0.024
豪10年債利回り 3.404%▼0.143
英10年債利回り 2.092%△0.043
独10年債利回り 1.206%△0.027
米02年債利回り 3.0018%△0.1834
米10年債利回り 2.9280%△0.1226
NY原油 98.53▼0.97
NY金 1736.50▼27.40
————7/7注目材料—————————
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
<海外>
10:30 5月豪貿易収支
14:45 6月スイス失業率
15:00 5月独鉱工業生産
18:45 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト講演
20:00 6月メキシコ消費者物価指数
20:30 ECB理事会議事要旨(6月9日分)
20:30 6月チャレンジャー人員削減数
21:30 5月カナダ貿易収支
21:30 5月米貿易収支
21:30 米新規失業保険申請件数
22:00 マン英MPC委員講演
23:00 6月カナダIvey購買部協会景気指数
23:10 ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁/センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
24:00 EIA週間原油在庫統計
25:05 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト講演
26:00 ウォラーFRB理事講演
26:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
————7/7きょうのひとこと———————
米6月ISM非製造業景況指数が予想ほどには低下しなかったことで米国の景気後退懸念がいくぶん和らぎました。FOMC議事録では、積極的に利上げを進めるFRBの方針があらためて確認できました。これらを受けて米債利回りが上昇。ただ、利上げ観測に敏感な2年債利回りの上昇が大きかったことで、10年債利回りとの「逆イールド」がさらに進みました。債券は期間が短いものの利回りが低いのが通常です。2年債利回りが10年債利回りを上回る「逆イールド」は、市場が利上げによる景気後退を見込んでいる証拠とされます。つまり、利上げ期待より景気不安が強い状況は解消されていないということになります。市場の関心が米景気動向に向かう中、明日の6月雇用統計への注目度が増しているようです。
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