総研ブログ

3日のドル円相場ときょうのひとこと(6/6 月)

今週は米債入札960億ドル、ECB利上げ表明へ、米5月CPI高止まりの予想 米長期金利連動のドル円は20年ぶり高値更新のチャンス 

————-6/3ドル円相場————————

米雇用統計受けてFRBの積極利上げ観測高まりドル買い活発化。日銀の緩和維持を意識した円売りも相まって5月9日以来の130.981まで上伸。

OP129.826 HI130.981  LO129.684 CL130.815

———-6/3主な出来事—————————

14:57 黒田日銀総裁
「金融緩和で賃金上昇しやすいマクロ経済環境を作り出すことが大切」

15:00 ドイツ 4月貿易収支 +35億ユーロ
前回+32億ユーロ(19億ユーロ)
予想+43億ユーロ

16:50 フランス5月サービス業PMI・改定値 58.3
前回58.4
予想58.4
16:55 ドイツ5月サービス業PMI・改定値 55.0
前回56.3
予想56.3

17:00 ユーロ圏5月サービス業PMI・改定値 56.1
前回56.3
予想56.3

18:00 ユーロ 4月小売売上高(前月比) -1.3%
前回-0.4%(0.3%)
予想+0.3%

21:30 アメリカ5月非農業部門雇用者数(前月比) +39.0万人
前回+42.8万人(43.6万人)
予想+32.5万人
21:30 アメリカ5月失業率 3.6%
前回3.6%
予想3.5%
21:30 アメリカ5月平均時給(前月比) +0.3%
前回+0.3%
予想+0.4%
21:30 アメリカ5月平均時給(前年比) +5.2%
前回+5.5%
予想+5.2%

23:00 アメリカ5月ISM非製造業景況指数 55.9
前回57.1
予想56.4

27:28 メスター米クリーブランド連銀総裁
「一番の問題は高インフレ」
「今後2回の会合では0.50%利上げの方向」
「インフレ低下しなければ、9月会合でも0.50%の利上げ支持」
「インフレ低下の証拠あれば、9月会合で0.25%の利上げ支持」

——–6/3株式・債券・商品————————

日経平均 27761.57△347.69
豪ASX   7238.754△62.816
上海総合 —–
英FT    —–
独DAX   14460.09▼25.08
NYダウ  32899.70▼348.58

日10年債利回り 0.234%▼0.007
豪10年債利回り 3.484%▼0.016
英10年債利回り —–
独10年債利回り 1.273%△0.036
米02年債利回り 2.6525%△0.0229
米10年債利回り 2.9332%△0.0256

NY原油 118.87△2.00
NY金  1845.40▼21.10

————6/6注目材料—————————

<国内>
特になし

<海外>
10:45 中国5月財新サービス業PMI

————6/6きょうのひとこと———————

米5月雇用統計はそれほど強い結果とは思えませんでしたが、ドル円は発表後に90銭近く上昇しました。FRBが9月にも利上げを一旦休止するとの観測は、少なくとも10日の米5月CPIまでは高まりにくくなったということでしょう。今週は総額960億ドルの米債入札が予定されており、需給の面から米長期金利に上昇圧力がかかりやすくなりそうです。また、ECBは9日の理事会で7月利上げの予告を行うとの見方が強く欧州長期金利も上昇しそうな地合いでしょう。引き続き米長期金利との連動性が強いドル円相場にとって、今週は20年ぶり高値を更新する絶好の機会と言えそうです。

本日もよろしくお願いいたします。