総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(5/26 木)

米景気後退への懸念強く利上げ織り込み低下 来週の景気指標に関心集まる

————-5/25ドル円相場————————

欧米株の反発と米金利低下一服で127.495まで持ち直す。FOMC議事録は新味なし。

OP126.810 HI127.495  LO126.648 CL127.270

———-5/25主な出来事—————————

11:00 NZ中銀、政策金利を1.50%から2.00%へ引き上げ
「政策金利を引き続きペースよく引き上げていくことに合意」
「政策金利をより大きくより早く引き上げることはインフレが持続的になるリスクを軽減」
「政策金利は年内に3.25%まで上昇すると見込む」

15:00 ドイツ1-3月期GDP・改定値(前期比) +0.2%
前回+0.2%
予想+0.2%

21:30 アメリカ4月耐久財受注(前月比) +0.4%
前回+0.8%(0.6%)
予想+0.6%
21:30 アメリカ4月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) +0.3%
前回+1.1%
予想+0.6%

16:05 パネッタECB専務理事
「金融政策正常化は金融刺激を完全に取り去ることを意味しない」
「金融政策正常化タントラムは回避すべき」

18:56 クノット・オランダ中銀総裁
「ラガルド総裁の政策見通しに完全に同意」
「0.50%の利上げは議題から外れていない」

19:06 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト
「金融政策正常化を開始するのは適切」
「金融政策正常化の明確なロードマップがある」

27:00 FOMC議事要旨
「大半の参加者が次回以降2回の50bp利上げを支持」
「すべての参加者は米国経済は非常に強力であり、労働市場は非常にタイトであり、インフレは非常に高いと認識」

——–5/25株式・債券・商品————————

日経平均 26677.80▼70.34
豪ASX   7155.237△26.405
上海総合 3107.464△36.537
英FT    7522.75△38.40
独DAX   14007.93△88.18
NYダウ  32120.28△191.66

日10年債利回り 0.213%▼0.024
豪10年債利回り 3.240%▼0.078
英10年債利回り 1.910%△0.023
独10年債利回り 0.952%▼0.015
米02年債利回り 2.4919%△0.0132
米10年債利回り 2.7452%▼0.0054

NY原油 110.33△0.56
NY金  1846.30▼19.10

————5/26注目材料—————————

<国内>
08:50  対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
10:30  1-3月期豪民間設備投資
16:30  ロシア中銀政策金利
18:30  4月南アフリカ生産者物価指数
20:00  トルコ中銀政策金利
21:30  3月カナダ小売売上高
21:30  1-3月期米GDP・改定値
21:30  1-3月期米個人消費・改定値
21:30  米新規失業保険申請件数
23:00  4月米住宅販売保留指数
25:00  ブレイナードFRB副議長講演
26:00  米7年債入札
26:30  センテノ・ポルトガル中銀総裁講演

————5/26きょうのひとこと———————

FOMC議事録では、改めて6月と7月に50bpずつ利上げする方針が示されました。ただ、皮肉なことに市場の利上げ織り込み度は低下しているようです。昨日の米金利デリバティブ市場では、6月と7月合計の利上げ織り込み幅が100bpを割り込んだとのことです。それだけ、米景気後退への懸念が根強いということでしょう。来週後半に発表される米5月ISM製造業景況指数や米5月雇用統計など景気指標の結果に注目が集まりそうです。

本日もよろしくお願いいたします。