総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/23 水)

「下がるまで上がり続ける」展開 調整後の動きがポイントに

————-3/22ドル円相場————————

米長期金利上昇と株高によるリスクオンで6年ぶり高値121.022まで続伸。

OP119.443 HI121.022  LO119.438 CL120.816

———–3/22主な出来事—————————

10:18 黒田日銀総裁
「現在はコストプッシュ型物価上昇、むしろ景気押し下げ」

18:00 ユーロ圏1月経常収支(季調済)+230億ユーロ
前回+226億ユーロ

18:25 鈴木財務相
「円安の動きはプラスとマイナス双方の影響がある」
「為替の安定は重要で急激な変動は望ましくない」
「日本経済への影響をしっかり注視していく」

23:00 アメリカ3月リッチモンド連銀製造業指数 13
前回1
予想2

21:42 ブラード米セントルイス連銀総裁
「50bpの金利変更は確実にあると考える」
「利上げのサイクルはより早いほうがよい」

27:42 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「インフレが年末までに2%に戻るとは思えない」
「ウクライナやコロナなど不確実性はあるが、米国は金融引き締めを行うとき」

~ウクライナ・ロシア関連ヘッドライン~

・ロシア、日本との平和条約交渉を停止
・ロシア外務次官、米にウクライナへの武器追加供与の停止求める
・ロシア財務省、6600万ドルのユーロ債利払い完全履行した
・ゼレンスキー大統領、NATO首脳会議(24日)に参加へ
・米国と同盟国、対ロシア追加制裁を24日発表へ
・ウクライナ大統領顧問、領土割譲は「全く議論の余地ない」
・ロシア大統領府、ウクライナとの交渉は遅く内容薄い

——–3/22株式・債券・商品————————

日経平均 27224.11△396.68
豪ASX   7341.102△62.553
上海総合 3259.862△6.176
英FT    7476.72△34.33
独DAX   14473.20△146.23
NYダウ  34807.46△254.47

日10年債利回り 0.217%△0.008
豪10年債利回り 2.723%△0.141
英10年債利回り 1.708%△0.070
独10年債利回り 0.505%△0.035
米02年債利回り 2.1641%△0.0488
米10年債利回り 2.3825%△0.0929

NY原油 109.27▼2.85
NY金  1921.50▼8.00

————3/23注目材料—————————

<国内>
14:00  1月景気動向指数改定値
18:00  ゼレンスキー・ウクライナ大統領、国会で演説(オンライン形式)

<海外>
14:00 2月シンガポール消費者物価指数
16:00 2月英消費者物価指数
16:00 2月英小売物価指数
17:00 2月南アフリカ消費者物価指数
21:00 ベイリーBOE総裁講演
21:00 ナーゲル独連銀総裁講演
21:00 パウエルFRB議長講演
21:30 スナク英財務相予算演説
23:00 2月米新築住宅販売件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
24:00 3月ユーロ圏消費者信頼感指数・速報値
24:30 ビスコ伊中銀総裁、講演
24:45 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
28:00 ブラード米セントルイス連銀総裁講演
—– G7貿易相会合

————3/23きょうのひとこと——————-

円安の流れが止まりません!ドル円は、日米金融政策の方向性の違いを材料に、どこまで上値を伸ばせるか試す動きとなっています。「買われすぎ」や「速すぎ」の懸念はあるものの、いったん火が付いたら行けるところまで行こうとするのが為替相場の習性です。こういう展開では、チャート分析などはあまり意味を持ちません。極端に言えば「下がるまで上がり続ける」ということでしょう。その意味では、高値更新後の調整がどこまで進むか(どの程度で収まるか)、そして調整後の動きが大きなポイントになりそうです。今朝の仲値公示後の動きはまさに注目ですね。

本日もよろしくお願いいたします。