外為白書2017-18(第9号)
外為白書の刊行によせて
11月のアメリカ大統領選挙でトランプ氏が当選し、その後大幅な財政拡大政策を発表すると世界的な株価上昇が実現しました。いわゆるトランプ相場です。 日本の株価も年末にかけて20%以上の上昇を経験しました。そして重要なことは、その背後で外国為替市場が大きく動いていたことです。 円安で株価が上昇し、円高で株価が低迷すると言う一般法則は確かに作用していましたし、その他にも様々な動きが生じたのです。 こうした流れは、2017年にも続いています。別の言い方をすれば、世界は今、これまで築いてきた秩序に対する大きな挑戦を受けていると考えねばなりません。 是非この外為白書を活用頂き、自らの投資判断に結びつけて頂きたいと思います。
首席研究理事 竹中平蔵
「外為白書 2017-18の刊行によせて」より抜粋
「外為白書 2017-18の刊行によせて」より抜粋
外為白書とは
これまで「外国為替」の分野に限って言えば、経済・金融の一領域としての言及こそなされてきたものの、それ自体を主題とした「白書」については長らく不在の状況が続いておりました。 その一方で為替相場、とりわけ米ドル/円相場の動向は、輸出入企業の業績への影響はもとより、近年では個人投資家のよる FX(外国為替保証金取引)や外貨預金ほか外貨建て取引の活発化に伴い、いまや企業・個人の枠を超えた国民的関心事とまでなりつつあります。
外為どっとコム総研はこうした情勢に鑑み、1年間のデータの蓄積とその解析を経て「外為白書」を発刊しております。
内容は主に4つに分けられ、
- ①主要通貨ペアの毎月の価格変動とその背景についての記録
- ②特集「米国経済の歩みと日本の課題」
- ③外国為替保証金業界の各年度の歩みの記録
- ④顧客調査に基づくFX投資家層の相場観の変遷や取引実態の記録
となっています。
ご購入はこちら
本書の特長
- 2017年7月から1年間の4通貨ペアの値動きを網羅
- 特集「米国経済の歩みと日本の課題」
- 外国為替保証金業界の各年度の歩みの記録
- 外為どっとコム顧客調査に基づくFX投資家層の相場観の変遷や取引実態の記録
目次
- 2P-外為白書2017-18の刊行によせて
- 3P-目次5P-第1章 2017年7月~2018年6月の相場のあゆみ
- 6P-マンガで解説!ベレーちゃんのイヤリービュー
- 16P-ドル/円相場
- 28P-ユーロ/円相場
- 40P-豪ドル/円相場
- 52P-ポンド/円相場
- 65P-第2章 特集「米国経済の歩みと日本の課題」
- 66P-米雇用統計で見る米国経済の1年
- 78P-FOMCの1年を振り返る
- 84P-竹中平蔵レポート
- 89P-第3章 業界のあゆみ
- 95P-第4章 FX投資家アンケートによる実態調査
- 96P-第1節 アンケート調査の概要
- 98P-第2節 FX投資家層の相場観の推移
- 103P-第3節 FX投資家層の取引実態調査
- 108P-第4節 FX投資家層の取引実態調査-特別質問-
- 113P-おわりに
- 114P-編集後記