総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/29木)

日米協調ドル売りの可能性は大幅に低下 真価が問われる本邦介入作戦

———–1/28ドル円相場————————–

米財務長官が介入を否定 154.053までドル買戻し

OP152.169 HI154.053  LO152.152 CL153.403

———-1/28主な出来事——————————-

09:30 オーストラリア10-12月期消費者物価指数(前年比) +3.7%
前回+3.2%
予想+3.6%
09:30 オーストラリア10-12月期消費者物価指数・トリム平均(前年比) +3.4%
前回+3.0%
予想+3.3%

17:54 ビルロワドガロー仏中銀総裁
「ユーロ相場は金融政策を決定づける要因の一つ」
「ユーロの為替水準は目標ではない」
「ECBはユーロの動向とインフレへの影響を注視している」

23:45 カナダ中銀、政策金利を2.25%に維持
「現在の政策金利は引き続き適切であると判断」

24:14 ベッセント米財務長官
「(ドル円)絶対に介入していない」
「(米ドルについて)米国は常に強いドル政策をとっている」

24:57 マックレム・カナダ中銀総裁
「FRBの独立性に対する脅威が経済の不確実性を高めている」

27:20 シュナーベルECB専務理事
「ECBの金利は良好な水準にあり、当面は現在の水準に留まると予想」

28:00 FOMC、政策金利を3.50-3.75%に維持
「失業率は安定化の兆しを見せている」
※「雇用に対する下振れリスクが高まったと判断」の文言を削除
「ミラン理事とウォラー理事が据え置きに反対、0.25%の利下げを主張」

28:30 パウエルFRB議長、記者会見
「経済活動の見通しは明らかに改善している」
「インフレの上振れリスクと雇用の下振れリスクは後退した」
「(次期FRB議長への助言)政治にかかわらないように」
「(FRBの独立性)金融政策決定に選挙で選ばれた政治家が関与しないことだ」

———-1/28株式・債券・商品———————-

日経平均 53358.71△25.17
豪ASX  8933.900▼7.717
上海総合 4151.238△11.334
英FT   10154.43▼53.37
独DAX  24822.79▼71.65
NYダウ 49015.60△12.19

日10年債利回り 2.242%▼0.049
豪10年債利回り 4.8143%▼0.0302
英10年債利回り 4.544%△0.019
独10年債利回り 2.857%▼0.018
米02年債利回り 3.5712%▼0.0019
米10年債利回り 4.2432% —–

NY原油 63.21△0.82
NY金  5340.20△219.60

———–1/29注目材料—————————–

<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)

<海外>
06:45 12月NZ貿易収支
16:00 12月トルコ失業率
17:30 スウェーデン中銀、政策金利
18:30 12月南アフリカ生産者物価指数
19:00 1月ユーロ圏経済信頼感指数
22:00 南ア中銀、政策金利
22:30 11月カナダ貿易収支
22:30 11月米貿易収支
22:30 7-9月期米非農業部門労働生産性・改定値
22:30 前週分の米新規失業保険申請件数
23:30 チポローネECB専務理事、講演
24:00 11月米製造業新規受注
27:00 米7年債入札

———–1/29きょうのひとこと———————-

ベッセント米財務長官はドル円相場への市場介入について「絶対にない」と否定。「強いドル政策を維持する」とも述べました。トランプ大統領のドル安歓迎発言とは真逆に聞こえますが、米国の財政を預かる財務長官の立場からすれば当然の見解でしょう。米国は経常赤字国で国債の消化を海外投資家に頼っていることからドルの安定は欠かせません。ドル安はインフレ上昇のリスクを高めることにもなります。したがって、そのドルを自ら押し下げるような為替介入を米国が行う可能性はきわめて低いと考えられます。これで、日米協調ドル売り・円買い介入の可能性は大幅に低下しました。初戦から「日米協調」を演出した政府・日銀の介入作戦の真価がこれから試されることになるかもしれません。

本日もよろしくお願いします。