総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/3火)

イラン・ショックで通貨に明暗 エネルギー資源「持てる者」と「持たざる者」

———–3/2ドル円相場————————–

中東有事のドル買い・円売りで157.753まで上昇

OP155.939 HI157.753  LO155.936 CL157.332

———-3/2主な出来事——————————-

10:30 氷見野日銀副総裁
「賃金と物価の好循環が強まり、2%の物価安定の目標が持続的・安定的に達成されることが『視野に入ってきた』と判断」

16:00 ドイツ1月小売売上高(前月比) -0.9%
前回+0.1%(1.2%)
予想0.0%

17:00 スイス中銀
「スイスフランの急激かつ過度な上昇がスイスの物価安定を脅かす場合、市場介入する用意がある」

17:55 ドイツ2月製造業PMI・改定値 50.9
前回50.7
予想50.7
18:00 ユーロ2月製造業PMI・改定値 50.8
前回50.8
予想50.8
18:30 イギリス2月製造業PMI・改定値 51.7
前回52.0
予想52.0

23:45 アメリカ2月製造業PMI・改定値 51.6
前回51.2
予想51.2

24:00 アメリカ2月ISM製造業景況指数  52.4
前回52.6
予想51.7

24:35 トランプ米大統領
「イランとの戦争でまだ大きな波が来る」
「4-5週間を想定しているが、それ以上継続する能力がある」
「時間がどれだけかかっても構わない。必要なことは何でもやる」

29:15 イラン革命防衛隊
「ホルムズ海峡は閉鎖された。我々は通過を試みるあらゆる船舶を炎上させる」

30:10 ブロックRBA総裁
「原油価格の上昇により、インフレ期待が高まるリスクを注視」
「現時点で予測不可能だが3月会合はライブ」

———-3/2株式・債券・商品———————-

日経平均 58057.24▼793.03
豪ASX  9200.891△2.292
上海総合 4182.591△19.710
英FT   10780.11▼130.44
独DAX  24638.00▼646.26
NYダウ 48904.78▼73.14

日10年債利回り 2.088%▼0.032
豪10年債利回り 4.6331%▼0.0180
英10年債利回り 4.374%△0.141
独10年債利回り 2.712%△0.069
米02年債利回り 3.4752%△0.1003
米10年債利回り 4.0345%△0.0970

NY原油 71.23△4.21
NY金  5311.60△63.70

———–3/3注目材料—————————–

<国内>
08:30  1月完全失業率
08:50  10-12月期法人企業統計調査
08:50  2月マネタリーベース
13:00  植田日銀総裁、あいさつ

<海外>
06:45  1月NZ住宅建設許可件数
09:30  10-12月期豪経常収支
09:30  1月豪住宅建設許可件数
16:00  2月トルコ消費者物価指数
19:00  2月ユーロ圏消費者物価指数・速報値
23:55  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
24:30  コッハー・オーストリア中銀総裁、講演
24:40  スレイペン・オランダ中銀総裁、講演
25:45  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演

———–3/3きょうのひとこと———————-

米・イスラエルのイラン攻撃に対して為替は教科書通りに「有事のドル買い」で反応。一方、円は日銀の利上げが遅れる、とか、貿易収支が悪化する、とかで売られる側の通貨になりました。リスク回避の円買いは「今は昔」の思い出話といったところでしょうか。象徴的なのは、リスク敏感通貨の豪ドルに対して円安が進行したことです。かつてはリスク回避といえば真っ先に売られる通貨ペアが豪ドル/円でした。ロ・ウ戦争以降は、(紛争地から遠い)南半球の資源国通貨として「有事の豪ドル買い」が確認されるとともに、先述のように円が売られる傾向が見て取れます。エネルギー危機(への懸念)に対する為替の反応は、資源を「持てる者」と「持たざる者」で明暗が分かれます。なお、米国も今では世界最大の産油国です。

本日もよろしくお願いします。