総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/25火)

ドル安を凌ぐ円全面安 昨年7月の利上げと介入のコンボ再現は? 

———–11/24ドル円相場————————–

円安地合い続き157.184まで上昇も、介入と米利下げの思惑が上値を抑える

OP156.378 HI157.184  LO156.340 CL156.900

———-11/24主な出来事——————————-

18:00 ドイツ11月IFO企業景況感指数 88.1
前回88.4
予想88.5

21:50 ウォラーFRB理事
「懸念しているのは労働市場であり、利下げを支持」
「1月は多くの経済データが公表される時期で、利下げが妥当かどうかを判断するのが難しい」
「関税によるインフレへの影響は一時的」

26:43 トランプ米大統領
「習近平・中国国家主席との電話会談は非常に良かった」
「習近平・中国国家主席は4月に私を北京に招待、私はそれを承諾」

29:04 デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「労働市場の急激な悪化リスクの高まりを理由に、12月の会合での利下げを支持する」

———-11/24株式・債券・商品———————-

日経平均 —–
豪ASX  8525.094△108.593
上海総合 3836.765△1.874
英FT   9534.91▼4.80
独DAX  23239.18△147.31
NYダウ 46448.27△186.28

日10年債利回り —–
豪10年債利回り 4.4432%▼0.0186
英10年債利回り 4.537%▼0.008
独10年債利回り 2.692%▼0.011
米02年債利回り 3.4969%▼0.0064
米10年債利回り 4.0248%▼0.0269

NY原油 58.84△0.78
NY金  4094.20△14.70

———–11/25注目材料—————————–

<国内>
なし

<海外>
16:00 7-9月期独GDP・改定値
17:00 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
18:15 マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演
22:15 米ADP雇用報告(週次)
22:30 9月米生産者物価指数
22:30 9月米小売売上高
23:00 チポローネECB専務理事、講演
23:00 9月米住宅価格指数
23:00 9月米ケース・シラー住宅価格指数
24:00 8月米企業在庫
24:00 11月米リッチモンド連銀製造業景気指数
24:00 11月米消費者信頼感指数
24:00 10月米住宅販売保留指数
27:00 米5年債入札

———–11/25きょうのひとこと———————-

先週21日には増日銀審議委員が「(利上げ判断が)近づいている」と発言。週末22日には片山財務相が「断固たる措置も辞さず」と円安けん制のトーンを一段と強めました。サプライズ利上げと円買い介入のコンボとなれば、昨年7月(月間最大12円!下落)の再現となってもおかしくないところですが、それでも昨日は円がほぼ全面的に下落。12月利下げの織り込みが8割を超えたドルより売られる展開で、円の弱さをあらためて認識させられる動きでした。

本日もよろしくお願いします。