昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/8金)
トランプ勝利で期待と不安が交錯 落ち着きどころを探しあぐねる金融市場
———–11/7ドル円相場————————–
トランプトレードのドル買い逆流 FOMC後の金利低下で152.689まで下落
OP154.552 HI154.709 LO152.689 CL152.932
———-11/7主な出来事—————————-
08:54 三村財務官
「為替市場の動向は足元では一方的で急激」
「行き過ぎた動きに対しては適切な対応をとっていきたい」
「極めて高い緊張感をもって注視」
09:30 オーストラリア9月貿易収支 +46.09億豪ドル
前回+56.44億豪ドル(52.84億豪ドル)
予想+53.00億豪ドル
12:26 中国10月貿易収支 +957.2億ドル
前回+817.1億ドル
予想+760.3億ドル
16:00 ドイツ9月鉱工業生産(前月比) -2.5%
前回+2.9%(2.6%)
予想-1.0%
16:00 ドイツ9月貿易収支 +170億ユーロ
前回+225億ユーロ(214億ユーロ)
予想+209億ユーロ
21:00 BOE、政策金利を5.00%から4.75%に引き下げ
「インフレ率を目標値付近で確実に維持する必要があるため、あまりに急激かつ大幅な利下げはできない」
「しかし、経済が予想通りに推移すれば、金利はここから緩やかに低下し続ける公算が大きい」
21:00 英MPC議事要旨
「利下げは8対1の賛成多数で決定」
「マン委員は5.00%に据え置くことを主張して利下げに反対」
21:30 ベイリーBOE総裁
「総合インフレ率を目標とする2%にするには、サービス価格の上昇が広範に鈍化する必要がある」
22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.1万件
21.6万件(21.8万件)
予想22.1万件
28:00 FOMC、FF金利誘導目標を4.75-5.00%から4.50-4.75%に引き下げ
「今年初め以来、労働市場の状況は概ね緩和しており、失業率は上昇しているものの依然として低い」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」※持続的に2%に向かいつつあることに『自信を深めている』を削除
28:30 パウエルFRB議長
「(文言削除について)インフレの粘着性について何かを示唆するものではない」
「12月の会合ではデータと見通しを注視する」
「短期的には、選挙は政策に影響しない」
「我々は財政政策を推測したり、想定したりしない」
「利回りを押し上げている要因については、これ以上言うことはない」
「インフレ目標を達成するために労働市場のさらなる減速は必要ない」
「労働市場が悪化した場合、より迅速に行動する可能性がある」
「(利下げの)ペースを落とす状況に至る可能性もある」
———-11/7株式・債券・商品———————-
日経平均 39381.41△99.26
豪ASX 8226.301△26.755
上海総合 3470.661△86.855
英FT 8140.74▼25.94
独DAX 19362.52△323.21
NYダウ 43729.34▼0.59
日10年債利回り 1.010%△0.0031
豪10年債利回り 4.6362%△0.0096
英10年債利回り 4.498%▼0.064
独10年債利回り 2.445%△0.040
米02年債利回り 4.1994%▼0.0623
米10年債利回り 4.3257%▼0.1057
NY原油 72.36△0.67
NY金 2705.80△29.50
———–11/8注目材料————————–
<国内>
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
08:50 10月外貨準備高
<海外>
—– 中国全人代・常務委員会(最終日)
11:30 ブリーデンBOE副総裁、講演
16:45 9月仏経常収支/貿易収支
18:00 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
18:00 パネッタ伊中銀総裁、講演
21:15 ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
22:30 10月カナダ新規雇用者数
22:30 10月カナダ失業率
24:00 11月米ミシガン大消費者態度指数・速報値
25:00 ボウマンFRB理事、講演
28:30 ムサレム米セントルイス連銀総裁、講演
———–11/8きょうのひとこと———————-
米大統領選で跳ねた米長期金利とドルは昨日、おおよそ3分の2を吐き出して反落。トランプ大統領の返り咲きで、諸々先行きの見通しが立ちにくい中、米債もドルも落ち着きどころを探しあぐねている様子です。そんな中、トランプ次期大統領の関税強化で強い逆風が見込まれる中国では、全人代がきょうにも大規模な景気刺激策をきょう発表するとかしないとか。トランプ次期大統領のおかげで、なにかにつけて期待と不安が交錯しやすい市場環境となっています。
本日もよろしくお願いします。