総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(10/4金)

米雇用統計に強く反応すること請け合い FRBは雇用にフォーカス

————-10/3ドル円相場————————

石破発言の余韻で147.241まで上昇も伸び悩む 米ISMサービス上昇で下値は限定

OP146.312 HI147.241  LO146.284 CL146.954

———-10/3主な出来事—————————

10:30 オーストラリア8月貿易収支 +56.44億豪ドル
前回+60.09億豪ドル(56.36億豪ドル)
予想+55.00億豪ドル

14:00 ベイリーBOE総裁
「インフレに関する良好なニュースが続けば中銀は利下げのアプローチで「もう少し積極的に」かつ「もう少し活動的に」なることが可能だ」

17:00 ユーロ圏9月サービス業PMI・改定値 51.4
前回50.5
予想50.5

17:30 イギリス9月サービス業PMI・改定値 52.4
前回52.8
予想52.8

18:00 ユーロ圏8月卸売物価指数(前年比) +2.3%
前回-2.1%(-2.2%)
予想-2.4%
20:30 アメリカ9月チャレンジャー人員削減数  7万2821件
前回7万5891件

21:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 22.5万件
前回21.8万件(21.9万件)
予想22.0万件

22:45 アメリカ9月総合PMI・改定値 54.0
前回54.4
予想54.3

23:00 アメリカ9月ISM非製造業景況指数 54.9
前回51.5
予想51.7

23:00 アメリカ8月製造業新規受注(前月比) -0.2%
前回+5.0%(4.9%)
予想0.0%

——–10/3株式・債券・商品————————

日経平均 38552.06△743.30
豪ASX  8205.188△7.001
上海総合 —–
英FT    8282.52▼8.34
独DAX   19015.41▼149.34
NYダウ  42011.59▼184.93

日10年債利回り 0.833%△0.007
豪10年債利回り 4.0102%△0.0578
英10年債利回り 4.016%▼0.009
独10年債利回り 2.144%△0.052
米02年債利回り 3.7053%△0.0640
米10年債利回り 3.8458%△0.0649

NY原油 86.59△1.16
NY金  2308.50▼6.50

————10/4注目材料—————————-

<国内>
14:00 石破首相、所信表明演説

<海外>
14:45  9月スイス失業率
15:30  ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
15:35  シムカス・リトアニア中銀総裁、カザークス・ラトビア中銀総裁、ミューラー・エストニア中銀総裁、講演
15:45  8月仏鉱工業生産
16:00  センテノ・ポルトガル中銀総裁、エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
16:55  ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
17:30  9月英建設業PMI
19:00  デギンドスECB副総裁、講演
21:00  8月メキシコ失業率
21:30  9月米非農業部門雇用者数
21:30  9月米失業率
21:30  9月米平均時給
22:00  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ
23:00  9月カナダIvey購買部協会景気指数
23:30  グールズビー米シカゴ連銀総裁、

————10/4きょうのひとこと———————

なんといってもきょうは米9月雇用統計に市場の関心が集中します。このところ、週次の新規失業保険申請件数は減少傾向で、8月の求人(JOLTS)は増加、9月ADP雇用報告の民間雇用者も前月から増加幅が拡大と、米労働市場は底堅さを維持していることが見て取れます。一方で、アンケートベースのソフトデータはISM製造業・非製造業ともに雇用指数が悪化、消費者信頼感指数の雇用項目も悪化しており。実態以上に心理面で雇用情勢が悪化しているとも読み取れます。「景気は気から」の格言に倣えば、この先米雇用情勢は軟化していく可能性が高いとも言えそうです。いずれにしても、FRBが利下げペースを巡る焦点に雇用情勢を据えた以上、市場は今夜の雇用統計にも敏感に反応することは間違いありません。10月のドル円相場の方向性を占う意味でも今夜の米9月雇用統計の結果に注目です。

本日もよろしくお願いします。