21日のドル円相場ときょうのひとこと(2/24月)
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米景気不安が急浮上 12月安値148.64円の攻防へ
———–2/21ドル円相場————————–
日銀総裁発言による円金利低下で150.740まで上昇も、米サービスPMIで148.925まで反落
OP149.524 HI150.740 LO148.925 CL149.331
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———-2/21主な出来事—————————-
7:05 クーグラーFRB理事
「FRBの政策金利は適度に引き締め的」
「雇用に対する下振れリスクは減少したが、インフレに対する上振れリスクは残っている」
07:41 ブロックRBA総裁
「インフレが正しい方向に向かっているという確信が高まっている」
「インフレが目標範囲に持続的に戻ることを確信する必要がある」
「更なる金融緩和の見通しについて慎重な姿勢を維持」
「理事会は金利に関して特定の行動方針を事前に約束しない」
08:30 日本1月全国消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +3.2%
前回+3.0%
予想+3.1%
10:32 植田日銀総裁
「金利上昇、景気の緩やかな回復や基調的な物価上昇率が高まっていることを反映」
「引き続き緩和的な環境を維持して、経済活動をサポートする」
「長期金利が急激に上昇すれば、機動的に国債買い入れを増額する」
16:00 イギリス1月小売売上高(前月比) +1.7%
前回-0.3%(-0.6%)
予想+0.3%
16:00 イギリス1月小売売上高・除自動車(前月比) +2.1%
前回-0.6%(-0.9%)
予想+0.9%
17:15 フランス2月製造業PMI・速報値 45.5
前回45.0
予想45.5
17:15 フランス2月サービス業PMI・速報値 44.5
前回48.2
予想48.9
17:30 ドイツ2月製造業PMI・速報値 46.1
前回45.0
予想45.5
17:30 ドイツ2月サービス業PMI・速報値 52.2
前回52.5
予想52.5
18:00 ユーロ圏2月製造業PMI・速報値 47.3
前回46.6
予想47.0
18:00 ユーロ圏2月サービス業PMI・速報値 50.7
前回51.3
予想51.5
18:30 イギリス2月製造業PMI・速報値 46.4
前回48.3
予想48.4
18:30 イギリス2月サービス業PMI・速報値 51.1
前回50.8
予想50.8
22:30 カナダ 12月小売売上高(前月比) +2.5%
前回0.0%(0.2%)
予想+1.6%
23:45 アメリカ2月製造業PMI・速報値 51.6
前回51.2
予想51.5
23:45 アメリカ2月サービス業PMI・速報値 49.7
前回52.9
予想53.0
24:00 アメリカ2月ミシガン大学消費者態度指数・確報値 64.7
前回67.8
予想67.8
24:00 アメリカ1月中古住宅販売件数(年率換算) 408万件
前回424万件(429万件)
予想413万件
———-2/21株式・債券・商品———————-
日経平均 38776.94△98.90
豪ASX 8296.205▼26.615
上海総合 3379.113△28.330
英FT 8659.37▼3.60
独DAX 22287.56▼27.09
NYダウ 43428.02▼748.63
日10年債利回り 1.430%▼0.016
豪10年債利回り 4.5119%▼0.0135
英10年債利回り 4.571%▼0.036
独10年債利回り 2.470%▼0.064
米02年債利回り 4.1980%▼0.0719
米10年債利回り 4.4313%▼0.0740
NY原油 70.40▼2.08
NY金 2953.20▼2.90
———–2/24注目材料————————–
<国内>天皇誕生日の振替休日
なし
<海外>
06:45 10-12月期NZ小売売上高
14:00 1月シンガポール消費者物価指数
18:00 2月独Ifo企業景況感指数
18:00 ロンバルデリBOE副総裁、講演
19:00 1月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)・改定値
22:15 ラムスデンBOE副総裁、講演
27:00 ディングラ英MPC委員、講演
27:00 米2年債入札
———–2/24きょうのひとこと———————-
21日に発表された米2月サービス業PMI・速報値は衝撃の50割れとなりました。これがきっかけで米景気不安が市場を席捲。NY市場は株安・債券高(金利低下)・ドル安の流れが強まりました。なお、PMIの調査を担うS&Pのチーフエコノミストは「政府支出削減や関税措置から地政学的な展開に至るまで、トランプ政権の政策が及ぼす影響を巡る広範な懸念が出ている」と指摘しています。本邦長期金利の低下で150円台を回復していたドル円は米サービス業PMIを受けて一時148.93円前後まで反落。その後、週末を控えて149.30円台へと買い戻されて終わったものの日足は上ヒゲを残した陰線引けで、今週は下値不安を残したままのスタートとなります。キモになるチャートポイントは昨年12月安値の148.64円前後。これより上で踏みとどまれば「ダブル・ボトム」の形成が期待される反面、下抜ければ次の心理的節目の145.00円までメドらしいメドはなくなります(強いて挙げれば昨年9月から今年1月までの上げ幅の61.8%押し146.95円)。148.64円を巡る攻防に注目せざるを得ない天皇誕生日の振替休日となりそうです。
本日もよろしくお願いします。