総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/18火)

 
雇用、CPIに続いて米小売にも複雑な反応 難解な経済指標が続く中でFOMC開始

———–3/17ドル円相場————————–

小売データで米景気減速懸念ひとまず後退 株高・円安で149.282まで上昇

OP148.695 HI149.282  LO148.221 CL149.172

———-3/17主な出来事—————————-

11:00 中国2月小売売上高(前年比) +4.0%
前回+3.7%
予想+3.8%
11:00 中国2月鉱工業生産(前年比) +5.9%
前回+6.2%
予想+5.3%

13:05 トランプ米大統領
「18日にプーチン露大統領と話す」
「相互関税とセクター別関税を4月2日に実施」

19:00 OECD(経済協力開発機構)
「貿易摩擦で世界経済成長見通しを引き下げ、インフレ圧力が強まると予測」
「2025年の世界経済成長率予測を3.3%から3.1%に、2026年は3.3%から3%に下方修正」
「米国の2025年の成長率予測を2.4%から2.2%に、2026年は2.1%から1.6%に下方修正」

21:15 カナダ2月住宅着工件数 22.90万件
前回23.97万件(23.93万件)
予想24.76万件

21:30 アメリカ2月小売売上高(前月比) +0.2%
前回-0.9%(-1.2%)
予想+0.6%
21:30 アメリカ2月小売売上高・除自動車)(前月比) +0.3%
前回-0.4%(-0.6%)
予想+0.3%
21:30  アメリカ2月小売売上高・除自動車、ガソリン、建材、外食(前月比)+1.0%
前回-0.8%(-1.0%)
予想+0.4%

23:00 アメリカ3月NAHB住宅市場指数 39
前回42
予想42

———-3/17株式・債券・商品———————-

日経平均 37396.52△343.42
豪ASX  7854.063△64.385
上海総合 3426.128△6.566
英FT   8680.29△47.96
独DAX  23154.57△167.75
NYダウ 41488.19△353.44

日10年債利回り 1.547%▼0.003
豪10年債利回り 4.4091%▼0.0117
英10年債利回り 4.638%▼0.028
独10年債利回り 2.818%▼0.057
米02年債利回り 4.0441%△0.0271
米10年債利回り 4.2985%▼0.0174

NY原油 67.58△0.40
NY金  3006.10△5.00

———–3/18注目材料————————–

<国内>
なし

<海外>
18:00 レーン・フィンランド中銀総裁、講演
18:00 エスクリバ・スペイン中銀総裁、講演
19:00 3月独ZEW景況感指数
19:00 3月ユーロ圏ZEW景況感指数
19:00 1月ユーロ圏貿易収支
21:30 2月カナダ消費者物価指数
21:30 2月米住宅着工件数
21:30 2月米建設許可件数
21:30 2月米輸入物価指数
22:15 2月米鉱工業生産)
22:15 2月米設備稼働率
25:40 ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演

———–3/18きょうのひとこと———————-

米2月小売売上高は予想を下回りましたが、GDPの算出に使われるコア売上(自動車、ガソリン、建材、外食を除く)が予想を大幅に上回りました。発表後、ドル円はいったん売られてから急速に切り返す展開に。雇用統計、CPIに続いて小売売上高も1次反応と2次反応が真逆の動きとなりました。それほど2月の米主要経済指標は難解で、それはとりもなおさず米経済の評価が難しいということでしょう。そうした中で、きょうからFOMC。パウエルFRB議長が今月7日に示した「不確実性の高まりにもかかわらず、米経済は良好な状態」との見解を、明日の会見でも維持するのか注目です。

本日もよろしくお願いします。