総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(11/15金)

トランプトレードの勢い鈍るもFRB議長発言がドル高のブースターに 5連騰なるか

———–11/14ドル円相場————————–

米トリプルレッド実現で156乗せ FRB議長の利下げ急がず発言で156.419まで上伸

OP155.381 HI156.419  LO155.295 CL156.309

———-11/14主な出来事—————————-

09:30 オーストラリア 10月新規雇用者数 +1.59万人
前回+6.41万人
予想+2.50万人
前回09:30 オーストラリア 10月失業率 4.1%
4.1%
予想4.1%

19:00 ユーロ圏9月鉱工業生産(前月比) -2.0%
前回+1.8%(1.5%)
予想-1.4%

19:00 ユーロ圏7-9月期GDP・改定値(前期比) +0.4%
前回+0.4%
予想+0.4%

18:10 デギンドスECB副総裁
「最近の価格データは2%の目標に向かっていることを示している」
「インフレが目標に向かって収束すれば、金融政策もそれに応じて対応するだろう」

20:10 ユーロ/ドルが1.05ドル割れ 2023年10月以来の安値

21:30 ECB理事会議事要旨(10月17日分)
「インフレは今後数カ月で上昇し、2025年中に目標値まで低下すると予想」
「成長見通しに対する下振れリスクとそれに伴うインフレ圧力の弱まりが顕著になっていることが示唆された」
「タイムリーかつ持続可能な目標への回帰という点で勝利を宣言するのは時期尚早」
「適切な引き締め水準と期間を決定するにあたり、引き続きデータに依存し、会合ごとにアプローチしていく」
「特定の金利経路について事前に約束すべきではない」

21:44 クーグラーFRB理事
「労働市場が失速した場合、徐々に金利を引き下げることが適切」
「ディスインフレの進展が停滞すれば、利下げの一時停止が必要となる可能性」
「インフレ圧力の緩和、かなりの進展があった」

22:30 アメリカ10月生産者物価指数(前年比) +2.4%
前回+1.8%(1.9%)
予想+2.3%
22:30 アメリカ10月コア生産者物価指数(前年比)  +3.1%
前回2.8%(2.9%)
予想+3.0%
22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 21.7万件
前回22.1万件
予想22.3万件

23:48 バーキン米リッチモンド連銀総裁
「FRBは大きな進展を遂げているが、それを維持しなければならない」
「住宅需要は依然として供給を上回っている」
「現在の失業率は問題ない」

29:00 パウエルFRB議長
「経済は、利下げを急ぐ必要性についていかなるシグナルも発していない」
「現在、我々が目にしている経済の強さにより、慎重な決定を行うことが可能になっている」

———-11/14株式・債券・商品———————-

日経平均 38535.70▼185.96
豪ASX  8223.953△30.596
上海総合 3379.839▼59.439
英FT   8071.19△40.86
独DAX  19263.70△260.59
NYダウ  43750.86▼207.33

日10年債利回り 1.064%△0.014
豪10年債利回り 4.6960%△0.0294
英10年債利回り 4.483%▼0.037
独10年債利回り 2.341%▼0.049
米02年債利回り 4.3448%△0.0591
米10年債利回り 4.4354%▼0.0158

NY原油 68.70△0.27
NY金  2572.90▼13.60

———–11/15注目材料————————–

<国内>
08:50  7-9月期GDP・速報値

<海外>
06:45  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
11:00  10月中国鉱工業生産
11:00  10月中国小売売上高
16:00  10月独卸売物価指数
16:00  9月英GDP
16:00  7-9月期英GDP速報値
16:00  9月英鉱工業生産
16:00  9月英製造業生産高
16:00  9月英貿易収支
22:30  パネッタ伊中銀総裁、講演
22:30  9月カナダ製造業出荷
22:30  10月米小売売上高
22:30  11月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:30  10月米輸入物価指数
22:30  グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
23:00  コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
23:15  10月米鉱工業生産
23:15  10月米設備稼働率
24:00  9月米企業在庫
24:00  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
24:15  チポローネECB専務理事、講演
27:15  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演

———–11/15きょうのひとこと———————-

昨日は、トランプトレードの勢いが鈍ったのではないかと感じていたところにパウエルFRB議長の発言がブースターとなりドルが続伸しました。トランプトレードの象徴である米長期金利の上昇は、PPIと失業保険データが予想以上だったにもかかわらず上げを維持できずに小幅低下で終了。同じくトランプトレードの象徴銘柄とも言えるビットコインは前日の史上最高値から反落しました。ところが、パウエル発言で12月の利下げスキップを意識せざるを得なくなたためにドル買いは継続。ドル円は5連騰を賭けてきょうの取引が始まっています。

本日もよろしくお願いします。