総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(1/31金)

153.70円台を意識した下値警戒のチャートフェース 一方、月末・月初の需給は上向きか

———–1/30ドル円相場————————–

米金利低下で153.787まで下落 米個人消費やトランプ関税で下げ渋るも戻りは限定的

OP155.176 HI155.228  LO153.787 CL154.298

———-1/30主な出来事—————————-

15:15 氷見野・日銀副総裁
「経済・物価見通し実現していけば、それに応じて金融緩和の度合い調整」
「0.5%への利上げ後も実質金利は大幅なマイナス、緩和的な環境は維持される」
「実質金利がはっきりマイナスの状態が続くのは普通の姿とは言えない」

18:00 ドイツ10-12月期GDP、速報値)(前期比) +0.2%
前回+0.1%
予想-0.1%

19:00 ユーロ圏10-12月期GDP、速報値(前期比) 0.0%
前回+0.4%
予想+0.1%

22:15 ECB、政策金利を3.00%から2.75%に引き下げ
「金利決定は入手する経済・金融データ、基調的なインフレの動向、金融政策の波及の強さを考慮したインフレ見通しの評価に基づいて行われる」

22:30 アメリカ10-12月期GDP・速報値(前期比年率) +2.3%
前回+3.1%
予想+2.6%
22:30 アメリカ10-12月期個人消費・速報値(前期比年率) +4.2%
前回+3.7%
予想+3.2%
22:30 アメリカ10-12月期コアPCEデフレーター・速報値(前期比年率) +2.5%
前回+2.2%
予想+2.5%

22:30 アメリカ新規失業保険申請件数 20.7万件
前回22.3万件
予想22.0万件

22:30 ラガルドECB総裁
「(利下げについて)向かっている方向は明らかで、今回の決定は全会一致だった」
「確固としたフォワードガイダンスを得たいと考えている向きには、そのようなものは非現実的だと言いたい、現時点で重大な不確実性があるからだ」

29:40 トランプ米大統領
「2月1日にカナダとメキシコに25%の関税を賦課する」

———-1/30株式・債券・商品———————-

日経平均 39513.97△99.19
豪ASX  8493.696△46.684
上海総合 —–
英FT   8646.88△89.07
独DAX  21727.20△89.67
NYダウ 44882.13△168.61

日10年債利回り 1.217%△0.020
豪10年債利回り 4.3789%△0.0085
英10年債利回り 4.560%▼0.061
独10年債利回り 2.519%▼0.064
米02年債利回り 4.2073%▼0.0062
米10年債利回り 4.5163%▼0.0121

NY原油 72.73△0.11
NY金  2845.20△51.70

———–1/31注目材料————————–

<国内>
08:30  12月完全失業率
08:30  1月東京都区部消費者物価指数
08:50  12月鉱工業生産速報
19:00  外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)

<海外>
09:30  10-12月期豪卸売物価指数
16:00  12月独小売売上高
16:00  1月英ネーションワイド住宅価格指数
16:00  12月トルコ貿易収支
16:30  12月スイス小売売上高
16:45  1月仏消費者物価指数・速報値
17:55  1月独失業率
17:55  1月独失業者数
21:00  12月南アフリカ貿易収支
22:00  1月独消費者物価指数・速報値
22:30  11月カナダGDP
22:30  12月米個人消費支出(PCE)
22:30  12月米個人所得
22:30  12月米PCEデフレーター
22:30  10-12月期米単位労働コスト・速報値
22:30  ボウマンFRB理事、講演
23:30  ビルロワドガロー仏中銀総裁、講演
23:45  1月米シカゴPMI

———–1/31きょうのひとこと———————-

ドル円は、先週の日銀会合以降上値を切り下げる格好で軟調です。17日安値の153.71円が意識されて下げ渋ってはいますが、もし下抜けるようだと下げ幅が拡大しそうなチャートフェースです。ただ、今日は月末最終日。あくまでも個人的な観測ですが、1月の欧州株の高パフォーマンスや意外に底堅いユーロの動きから、月末のリバランスはドル買いに傾くのではないかとみています。そして週明けは月初、NISA絡みの円売り観測なども浮上するでしょう。テクニカルは下向きでも需給は上向き、そんな見方をしています。

本日もよろしくお願いします。