総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/26木)

145円に接近 需給フロー主導の動き継続 米労働指標とFRB議長発言にも注目

———–9/25ドル円相場————————–

米金利上昇で144.841までドル買戻し。フローもドル高を後押し。

OP143.137 HI144.841  LO142.896 CL144.760

———-9/25主な出来事—————————-

10:30 オーストラリア8月消費者物価指数(前年比) +2.7%
前回+3.5%
予想+2.7%

17:10 グリーン英MPC委員
「慎重かつ着実に金融緩和を支持」
「中立金利は予想より高くなる可能性がある」

18:00 OECD、世界経済見通しを上方修正 24年3.2%成長

23:00 アメリカ8月新築住宅販売件数(年率換算) 71.6万件
前回73.9万件(75.1万件)
予想70.0万件

29:00 クーグラーFRB理事
「労働市場は引き続き堅調だが、ディスインフレの進展を維持しながら、経済の弱体化を回避するために、委員会はバランスを取る必要がある」
「先週の決定を強く支持した。インフレが自分自身の予想通りに進展すれば、一段の利下げも支持する」

———-9/25株式・債券・商品———————-

日経平均 37870.26▼70.33
豪ASX  8126.361▼15.611
上海総合 2896.306△33.181
英FT   8268.70▼14.06
独DAX  18918.50▼78.13
NYダウ  41914.75▼293.47

日10年債利回り 0.815%▼0.001
豪10年債利回り 3.9076%△0.0185
英10年債利回り 3.990%△0.049
独10年債利回り 2.175%△0.028
米02年債利回り 3.5592%△0.0193
米10年債利回り 3.7849%△0.0606

NY原油 69.69▼1.87
NY金  2684.70△7.70

———–9/26注目材料————————–

<国内>
08:50  日銀金融政策決定会合議事要旨(7月30-31日分)

<海外>
15:00  10月独Gfk消費者信頼感指数
16:30  スイス中銀政策金利
18:30  8月南アフリカ卸売物価指数
21:30  4-6月期米GDP・確定値
21:30  4-6月期米個人消費・確定値
21:30  4-6月期米コアPCEデフレーター・確定値
21:30  8月米耐久財受注
21:30  前週分の米新規失業保険申請件数
22:10  コリンズ米ボストン連銀総裁、クーグラーFRB理事、対談
22:10  ボウマンFRB理事、討議に参加
22:20  パウエルFRB議長、あいさつ(事前録画)
22:25  ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、あいさつ
22:30  ラガルドECB総裁、あいさつ
23:00  8月米住宅販売保留指数
23:15  デギンドスECB副総裁、講演
23:30  バーFRB副議長、あいさつ
23:30  クックFRB理事、討議に参加
25:00  シュナーベルECB専務理事、講演
26:00  カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、イベントに参加
26:00  米7年債入札
28:00  メキシコ中銀、政策金利

———–9/26きょうのひとこと———————-

ユーロ/ドルやポンド/ドル、豪ドル/ドルなどは昨日のアジアから欧州市場にかけて年初来高値を更新しましたが、それで達成感が出たのかNY市場に入ると揃って反落。米金利の上昇に比べてドル高・円安の動きが大きかったのは、他通貨に対するドル買い戻しのニーズが強かったためと思われます。本日は月末・四半期末がスポット応当日(決済日)。心理的節目の145.00円に接近中のドル/円は、きょうも需給主導の値動きになりそうです。とはいえ、FRBが利下げを巡って労働市場を注視していることから、米新規失業保険申請件数とパウエル議長の発言を気にしないわけにもいきません。

本日もよろしくお願いします。