総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(9/27金)

読めない三つ巴の自民総裁選、結果次第で市場は真逆の反応を示すことも

———–9/26ドル円相場————————–

144.113まで反落後に米失業保険申請で145.204まで反発する一進一退の動き

OP144.660 HI145.204  LO144.113 CL144.861

———-9/26主な出来事—————————-

08:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨
「物価の上振れリスクが、政策判断において、より重要になる」
「極めて低い金利水準を少しずつ調整していくことが適切だ」

10:00 中国、大手国有銀行へ最大1兆元の資本注入を検討

16:30 スイス中銀、政策金利を1.25%から1.00%へ引き下げ

21:30 アメリカ4-6月期GDP・確定値(前期比年率) +3.0%
前回+3.0%
予想+3.0%
21:30 アメリカ4-6月期個人消費・確定値(前期比年率) +2.8%
前回+2.9%
予想+2.9%

21:30 アメリカ8月耐久財受注(前月比) 0.0%
前回+9.8%(9.9%)
予想-2.6%
21:30 アメリカ8月耐久財受注・輸送用機器除く(前月比) +0.5%
前回-0.2%(-0.1%)
予想+0.1%

21:30 アメリカ新規失業保険申請件数 21.8万件
前回21.9万件(22.2万件)
予想22.5万件

23:00 アメリカ8月住宅販売保留指数(前月比) +0.6%
前回-5.5%
予想+1.0%

———-9/26株式・債券・商品———————-

日経平均 38925.63△1055.37
豪ASX  8203.659△77.298
上海総合 3000.953△104.647
英FT   8284.91△16.21
独DAX  19238.36△319.86
NYダウ  42175.11△260.36

日10年債利回り 0.832%△0.017
豪10年債利回り 3.9414%△0.0338
英10年債利回り 4.010%△0.020
独10年債利回り 2.183%△0.008
米02年債利回り 3.6287%△0.0695
米10年債利回り 3.7963%△0.0114

NY原油 67.67▼2.02
NY金  2694.90△10.20

———–9/27注目材料————————–

<国内>
08:30 9月東京都区部消費者物価指数
08:50 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース)
13:00 自民党総裁選投開票

<海外>
07:00  クックFRB理事、講演
15:45  9月仏CPI速報値
15:45  8月仏卸売物価指数
16:00  8月トルコ貿易収支
16:15  レーン・フィンランド中銀総裁、講演
16:55  9月独雇用統計
17:15  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
18:00  9月ユーロ圏経済信頼感指数
18:00  9月ユーロ圏消費者信頼感指数・確定値
18:40  チポローネECB専務理事、講演
20:15  ナーゲル独連銀総裁、講演
21:00  8月メキシコ貿易収支
21:30  7月カナダGDP
21:30  8月米個人消費支出(PCE)
21:30  8月米個人所得
21:30  8月米PCEデフレーター
21:30  8月米卸売在庫
22:30  コリンズ米ボストン連銀総裁、クーグラーFRB理事、討議に参加
23:00  9月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
26:15  ボウマンFRB理事、討議に参加

———–9/27きょうのひとこと———————-

今日午後に行われる自民党の総裁選は全く読めません。石破さん、高市さん、小泉さんの3人のうちの2人が決選投票に進む公算が大きいというのはわかるとして、どの2人が進むのか、また残れなかった候補の支持者票がどちらに流れるのかは不明。中でも、石破総裁なら株安・円高に、高市総裁なら円安・株高と市場の反応は真逆になると考えられていて強い不透明感を醸しています。もし、この2人の決選投票になった場合、結果が判明するまでの間、市場は極度の緊張状態に陥るかもしれません。なお、小泉氏は市場にとって最も中立的と見られていますが、どうも今朝の東京市場の動き(円安・株高・金利低下)は、高市総裁を意識したもののように見えます。このため、仮に小泉総裁なら円安の逆流的な円高に振れる事も考えられます。

本日もよろしくお願いします。