総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/11火)

 
200日線(152.75円)手前で上げ一服 151円のサポートは? FRB議長の議会証言に注目

———–2/10ドル円相場————————–

トランプ鉄鋼・アルミ関税で152.539までドル買い先行 一巡後は伸び悩む

OP151.206 HI152.539  LO151.186 CL152.001

———-2/10主な出来事—————————-

06:31 トランプ米大統領
「10日に鉄鋼・アルミへの25%関税を発表」
「鉄鋼・アルミ関税はすべての国が対象」

08:50 日本12月経常収支 +1兆773億円
前回+3兆3525億円
予想+1兆3742億円
08:50 日本12月貿易収支 +623億円
前回+979億円
予想+2277億円

24:00 NY連銀1年インフレ期待 3.00%
前回3.00%
予想3.10%

25:30 ラガルドECB総裁
「インフレ見通しは貿易摩擦によってより不透明に」
「インフレは年内に2%に戻る」
「ECBは特定の金利経路を事前にコミットすることはない」

———-2/10株式・債券・商品———————-

日経平均 38801.17△14.15
豪ASX  8482.778▼28.651
上海総合 3322.170△18.503
英FT   8767.80△67.27
独DAX  21911.74△124.74
NYダウ 44470.41△167.01

日10年債利回り 1.317%△0.015
豪10年債利回り 4.4017%△0.0444
英10年債利回り 4.457%▼0.019
独10年債利回り 2.362%▼0.010
米02年債利回り 4.2747%▼0.0145
米10年債利回り 4.4968%△0.0021

NY原油 72.32△1.32
NY金  2934.40△46.80

———–2/11注目材料————————–

<国内>
なし(祝日)

<海外>
08:30 2月豪ウエストパック消費者信頼感指数
09:01 1月英BRC小売売上高調査
09:30 1月豪NAB企業景況感指数
16:00 10-12月期ノルウェーGDP
17:45 マン英MPC委員、講演
21:00 12月メキシコ鉱工業生産
21:15 ベイリーBOE総裁、講演
22:30 12月カナダ住宅建設許可件数
22:50 ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
24:00 パウエルFRB議長、議会証言
26:00 シュナーベルECB専務理事、講演
27:00 米3年債入札
29:30 ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演
29:30 ボウマンFRB理事、講演

———–2/11きょうのひとこと———————-

昨日のドル/円は前日比0.35%上昇しました。トランプ米大統領が突然、鉄鋼・アルミ関税を発表したことでドル買いが先行。一時は152.54円前後まで上伸しましたが200日移動平均線(152.75前後)を前に伸び悩みました。きょうはパウエルFRB議長が上院の銀行委員会で行う半期に一度の議会証言に注目です。現時点で、米金利先物が織り込む利下げストーリーは「少なくとも3月と5月のFOMCでは利下げを見送り、6月、7月、9月のどれかで1回利下げを行うはずだが9月の可能性が最も高い」という内容です。FRB議長の議会証言を受けてこうした米金利先物の織り込みに変化が出るかが焦点でしょう。テクニカル的には、①先週7日に付けた150.92円前後がサポートになり151円台をキープできるか、②200日移動平均線(152.75前後)が引き続きレジスタンスとして機能するか、この2点に注目です。

本日もよろしくお願いします。