総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/27木)

 
ドル買いと円買いが交錯 148.50-60の攻防は延長戦へ

———–2/26ドル円相場————————–

148.627で下げ止まったことで149.886まで自律的に反発も米金利低下で上げ幅失う

OP148.885 HI149.886  LO148.627 CL149.118

———-2/26主な出来事—————————-

09:30 オーストラリア1月消費者物価指数(前年比) +2.5%
前回+2.5%
予想+2.5%

24:00 アメリカ1月新築住宅販売件数(年率換算) 65.7万件
前回69.8万件(73.4万件)
予想68.0万件

25:50 三村財務官
「日銀からのメッセージやその背景にある市場の認識について、自身に齟齬はない」
「不確実性が高い状況の中で投機が為替に限らず市場にもたらす影響については引き続き見ていかなければならない」

26:22 トランプ米大統領
「対メキシコ・カナダ関税は4月2日に発動」
「EUへの関税は25%になるだろう」

———-2/26株式・債券・商品———————-

日経平均 38142.37▼95.42
豪ASX  8240.676▼11.230
上海総合 3380.214△34.174
英FT   8731.46△62.79
独DAX  22794.11△383.84
NYダウ 43433.12▼138.56

日10年債利回り 1.367%▼0.006
豪10年債利回り 4.3622%▼0.0354
英10年債利回り 4.502%▼0.006
独10年債利回り 2.433%▼0.025
米02年債利回り 4.0716%▼0.0205
米10年債利回り 4.2562%▼0.0421

NY原油 68.62▼0.31
NY金  2930.60△11.80

———–2/27注目材料————————–

<国内>
特になし

<海外>
09:00  2月ANZ企業信頼感
09:30  10-12月期豪民間設備投資
16:00  1月トルコ貿易収支
16:45  2月仏卸売物価指数
17:00  10-12月期スイスGDP
18:30  1月南アフリカ卸売物価指数
19:00  2月ユーロ圏経済信頼感指数
21:00  1月メキシコ失業率
21:00  1月メキシコ貿易収支
21:30  ECB理事会議事要旨(1月29-30日分)
22:15  バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
22:30  10-12月期カナダ経常収支
22:30  10-12月期米GDP・改定値
22:30  10-12月期米個人消費・改定値
22:30  10-12月期米コアPCEデフレーター・改定値
22:30  1月米耐久財受注
22:30  前週分の米新規失業保険申請件数
23:15  シュミッド米カンザスシティー連銀総裁、講演
24:00  バーFRB副議長、講演
24:00  1月米住宅販売保留指数(仮契約住宅販売指数)
25:45  ボウマンFRB理事、講演
27:15  ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演
29:15  ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
—–  G20財務相・中銀総裁会議(南ア・ケープタウン、最終日)

———–2/27きょうのひとこと———————-

トランプ米大統領は、カナダとメキシコへの関税発動を再度延期。一方で対EU関税は25%になるだろうと述べました。いずれも理由については明かさずじまいでした。大統領の不規則発言を受けて米長期金利は低下。関税はインフレを押し上げるため長期金利の上昇要因とこれまで理解されていましたが、ここにきて世界経済のリスク要因として金利低下の材料になりつつあります。ドル円は終わってみれば0.1%未満の小幅高。148.50-60の「Wボトム」を賭けた攻防は、ドル買いと円買いが交錯する格好で決着が付かず。これから延長戦に入ることになります。

本日もよろしくお願いします。