総研ブログ

22日のドル円相場ときょうのひとこと(11/25月)

米財務長官人事でドル高一服 思惑先行ながら感謝祭を前に手仕舞い売りのきっかけになるか

———–11/22ドル円相場————————–

欧米PMI格差でドル全面高、155.026まで上昇もクロス円下落が重しで伸び悩む

OP154.488 HI155.026  LO153.964 CL154.795

———-11/22主な出来事—————————-

08:30 日本10月全国消費者物価指数・除生鮮食(前年比) +2.3%
前回+2.4%
予想+2.2%

16:00 イギリス10月小売売上高(前月比) -0.7%
前回+0.3%(0.1%)
予想-0.3%

16:00 ドイツ7-9月GDP・改定値(前期比) +0.1%
前回+0.2%
予想+0.2%

17:30 ドイツ11月製造業PMI・速報値 43.2
前回43.0
予想43.0
17:30 ドイツ11月サービス業PMI・速報値 49.4
前回51.6
予想51.6

18:00 ユーロ圏11月製造業PMI・速報値 45.2
前回46.0
予想46.0
18:00 ユーロ圏11月サービス業PMI・速報値 49.2
前回51.6
予想51.6

18:09 デギンドスECB副総裁
「金融政策の軌道は明確」
「利下げ幅が0.25%か0.50%かはあまり重要ではない」

18:30 イギリス11月製造業PMI・速報値 48.6
前回49.9
予想50.0
18:30 イギリス11月サービス業PMI・速報値 50.0
前回52.0
予想52.0

22:30 カナダ 9月小売売上高(前月比) +0.4%
前回+0.4%
予想+0.4%

22:56 ナーゲル独連銀総裁
「今後数カ月でさらなる利下げが行われる可能性」
「12月利下げ幅巡る議論待つべき」
「PMIはドイツの停滞を裏付けている」

23:45 アメリカ11月製造業PMI・速報値 48.8
前回48.5
予想48.8
23:45 アメリカ11月サービス業PMI・速報値 57.0
前回55.0
予想55.2

———-11/22株式・債券・商品———————-

日経平均 3828385△257.68
豪ASX  8393.849△70.889
上海総合 3267.192▼103.212
英FT   8262.08△112.81
独DAX  19322.59△176.42
NYダウ  44296.51△426.16

日10年債利回り 1.089%▼0.010
豪10年債利回り 4.5433%▼0.0340
英10年債利回り 4.386%▼0.057
独10年債利回り 2.242%▼0.076
米02年債利回り 4.3730%△0.0243
米10年債利回り 4.4002%▼0.0216

NY原油 71.24△1.14
NY金  2712.20△37.30

———–11/25注目材料————————–

<国内>
なし

<海外>
06:45 7-9月期NZ小売売上高
06:45 10月NZ貿易収支
14:00 10月シンガポール消費者物価指数
18:00 11月独Ifo企業景況感指数
19:30 ディングラ英MPC委員、講演
25:05 センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
25:30 レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
26:30 ナーゲル独連銀総裁、講演
27:00 米2年債入札
28:00 マクルーフ・アイルランド中銀総裁、講演

———–11/25きょうのひとこと———————-

今朝はドル売りが先行しています。22日の引け後にトランプ次期米大統領が財務長官にベッセント氏を指名したことが影響しているようです。ベッセント氏はヘッジファンドのCEOで市場寄りの人物ですが、財政赤字の削減に前向きな「財政タカ派」と見られています。また、関税強化が高インフレやドル高につながるとの考えを示していることもあって、トランプ氏がベッセント氏を起用したことは、経済政策が警戒したほど過激なものにはならないことを示唆しているのではないかとの期待が浮上している模様です。いずれにせよ思惑先行ではありますが、今週後半には米国の感謝祭休暇が控えているため、タイミング的にトランプトレードのドル買いを手仕舞うきっかけや口実になりやすいのかもしれません。

本日もよろしくお願いします。