昨日のドル円相場ときょうのひとこと(3/5水)

5カ月ぶり安値から怒涛の反発 下ヒゲ陽線はユーロ円のおかげ
———–3/4ドル円相場————————–
貿易戦争リスクで148.094まで下落もユーロ円の反発で149.878まで切り返す
OP149.641 HI149.878 LO148.094 CL149.826

———-3/4主な出来事—————————-
08:30 日本1月失業率 2.5%
前回2.4%(2.5%)
予想2.4%
08:44 加藤財務相
「日本は通貨安政策を取っていない」
「先般の為替介入を見ればそれは理解できるだろう」
「為替の基本スタンスはベッセント氏ともG7などで確認」
09:30 オーストラリア10-12月期経常収支 -125億豪ドル
前回-141億豪ドル(-139億豪ドル)
予想-119億豪ドル
09:30 オーストラリア1月小売売上高(前月比) +0.3%
前回-0.1%
予想+0.3%
09:30 RBA議事要旨
「今回の会合での決定はインフレ率の抑制に向けた進展を認める一方で、理事会が政策をさらに緩和することを約束するものではない」
「今後の決定は入手されるデータとリスク評価の進展に基づいて行われる」
14:01 米関税が発動 カナダ・メキシコ25%、中国+10%
17:36 フォンデアライエン欧州委員長
「欧州再軍備で8000億ユーロ近くを投入する可能性」
「全欧州的な防衛で1500億ユーロの融資を提案」
19:00 ユーロ圏1月失業率 6.2%
前回6.3%(6.2%)
予想6.3%
27:52 メルツ独次期首相
「国防費に対する債務ブレーキを改革し、1%を超える支出を免除する」
「5000億ユーロのインフラ基金を設立する」
30:10 ラトニック米商務長官
「カナダ、メキシコと歩み寄ろうとしているが、全面的にではない」
「トランプ大統領が「何らかの妥協点」を見出そうとしている」
「明日、おそらくそれを発表することになるのではないか」
———-3/4株式・債券・商品———————-
日経平均 37331.18▼454.29
豪ASX 8198.062▼47.589
上海総合 3324.210△7.285
英FT 8759.00▼112.31
独DAX 22326.81▼820.21
NYダウ 42520.99▼670.25
日10年債利回り 1.425%△0.011
豪10年債利回り 4.2683%▼0.0601
英10年債利回り 4.534%▼0.021
独10年債利回り 2.495%△0.004
米02年債利回り 3.9905%△0.0409
米10年債利回り 4.2442%△0.0891
NY原油 68.37▼1.39
NY金 2901.10△52.60
———–3/5注目材料————————–
<国内>
10:30 内田日銀副総裁、講演
<海外>
09:30 10-12月期豪GDP
10:45 2月財新中国サービス業PMI
11:00 トランプ米大統領、米上下両院合同会議で施政方針演説
16:30 2月スイス消費者物価指数
16:45 1月仏鉱工業生産
17:50 2月仏サービス業PMI・改定値
17:55 2月独サービス業PMI・改定値
18:00 2月ユーロ圏サービス業PMI・改定値
18:30 2月英サービス業PMI・改定値
19:00 1月ユーロ圏卸売物価指数
22:15 2月ADP全米雇用報告
23:30 ベイリーBOE総裁、ピル英MPC委員、グリーン英中銀MPC委員、講演
23:45 2月米サービス業PMI・改定値
24:00 2月米ISM非製造業景況指数
24:00 1月米製造業新規受注
24:30 EIA週間原油在庫統計
28:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
—– 中国全国人民代表大会(全人代)開幕(北京)
———–3/5きょうのひとこと———————-
昨日のドル円は5カ月ぶり安値を付けてからの怒涛の切り返しで、終わってみれば長い下ヒゲが目立つ陽線引けとなりました。そのドル円以上に目を引いたのがユーロ円です。日本時間5日に日付が変わった直後から上昇を開始。NYクローズにかけて約6時間半で3.6円もの急騰劇でした。ドイツが特別インフラ基金の設立と債務ブレーキの改革(早い話が財政規律の緩和)について発表したことがユーロ買い材料になりました。この報道でドイツの長期金利が上昇したことで米長期金利も上昇に転じたとのことなので、ドル円の下ヒゲ陽線はほぼ「ユーロ円のおかげ」ということになるのでしょう。他力本願とも言える下ヒゲ陽線で底入れとなるか、きょうのドル円の動きに注目です。
本日もよろしくお願いします。