総研ブログ

昨日のドル円相場ときょうのひとこと(2/21金)

 
サポートラインを相次いで下抜け 12月安値148.64を意識せざるを得ない展開に

———–2/20ドル円相場————————–

ドル金利低下と円金利上昇のダブルパンチで2カ月半ぶりに149.397まで下落

OP151.400 HI151.431  LO149.397 CL149.608

———-2/20主な出来事—————————-

07:00 ジェファーソンFRB副議長
「力強い経済と堅調な労働市場を背景に、さらなる政策金利調整に向け、今後入ってくるデータを評価する時間を十分に取れる」

09:30 オーストラリア1月新規雇用者数 4.40万人
前回5.63万人(6.00万人)
予想2.00万人
09:30 オーストラリア1月失業率  4.1%
前回4.0%
予想4.1%

12:50 植田日銀総裁(石破首相との会談後)
「長期金利上昇の話題はなかった」

21:34 ベッセント米財務長官
「米長期債の発行増はまだ遠い先」
「トランプ米政権の下では、歳入が増え、歳出は減少する見込み」
「FRBのバランスシート圧縮は、財務省の米国債発行計画に影響はない」

22:30 アメリカ2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 18.1
前回44.3
予想20.0

22:30 アメリカ前週分新規失業保険申請件数 21.9万件
前回21.3万件(21.4万件)
予想21.5万件

24:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁
「(来週発表の)1月PCEデフレーターはCPIほど厳しいものにはならないだろう」

———-2/20株式・債券・商品———————-

日経平均 38678.04▼486.57
豪ASX  8322.819▼96.367
上海総合 3350.783▼0.756
英FT   8662.97▼49.56
独DAX  22314.65▼118.98
NYダウ 44176.65▼450.94

日10年債利回り 1.446%△0.011
豪10年債利回り 4.5254%△0.0005
英10年債利回り 4.607%▼0.004
独10年債利回り 2.534%▼0.023
米02年債利回り 4.2699%△0.0023
米10年債利回り 4.5053%▼0.0274

NY原油 72.57△0.32
NY金  2956.10△20.00

———–2/21注目材料————————–

<国内>
08:30  1月全国消費者物価指数

<海外>
06:45  1月NZ貿易収支
07:00  クーグラーFRB理事、講演
09:01  2月英Gfk消費者信頼感指数
16:00  1月英小売売上高
17:15  2月仏製造業PMI・速報値
17:15  2月仏サービス業PMI・速報値
17:30  2月独製造業PMI・速報値
17:30  2月独サービス業PMI・速報値
18:00  2月ユーロ圏製造業PMI・速報値
18:00  2月ユーロ圏サービス業PMI・速報値
18:30  2月英製造業PMI・速報値
18:30  2月英サービス業PMI・速報値
19:30  センテノ・ポルトガル中銀総裁、講演
21:00  10-12月期メキシコGDP・確定値
22:30  12月カナダ小売売上高
23:30  レーンECB専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
23:45  2月米製造業PMI・速報値
23:45  2月米サービス業PMI・速報値
24:00  2月米ミシガン大消費者態度指数・確報値
24:00  1月米中古住宅販売件数
25:30  ジェファーソンFRB副議長、講演
26:30  マックレム・カナダ中銀総裁、講演

———–2/21きょうのひとこと———————-

ウクライナ和平やトランプ関税を巡る不透明感によるリスクオフ、FRB量的引き締め(QT)減速の観測などを背景とする米金利低下、日銀の利上げ観測の高まり、これらが複合的に絡み合ってドル安・円高に振れています。昨日は、今月7日安値(150.924)を早々に割り込むと心理的節目の150.00も下抜け。今朝は昨年12月3日以来の149.288まで下値を拡大しています。昨日から今朝の動きを見てもまだ下げ止まり感はなく、きょうも下値警戒モード継続でしょうか。12月3日安値の148.644を意識せざるを得ないのかもしれません。ただ、下落ピッチが鈍ればドル売り・円買いにかかる「ネガティブ・キャリー」のコストが意識されやすくなるでしょう。海外時間は週末を控えたショートカバーが入る可能性も。週末金曜日の安値更新で神経質な相場展開となりそうです。

本日もよろしくお願いします。